浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

歳なんか関係ない、できるからやる88歳のスーパーおじいさんの新聞配達。

 

こんにちは〜。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

寝静まった田舎の町を走るトラック

ボクの街には一軒だけ書店があるんです。もうずっと昔からお世話になっている書店で、店の本や雑誌をここから配達をお願いしてます。ここの本屋には毎日必ず同じ時間に寄っていくトラックがあるんですよね。

そのトラックは書店に本を街から届けに来るトラックなんですが、必ずボクのうちの前を夜中の2時に通っていきます。おかげで夜中にトイレに行った時にトラックが走ってる音がすれば2時だといことが、時計を見なくてもわかっちゃうから助かります。(笑)

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田舎の動きは朝早く、このトラックも早いのですが、この次に早いのが新聞配達のトラックです。新聞配達のトラックも3時には新聞屋に届くんじゃないかな。なんでかって言うと、4時には新聞配達が始まるからです。1時間前に来てもらないと選別するのに間に合いませんからね。

新聞配達も少子高齢か

それに田舎の場合は街ほど軒数もありませんし、読者も少ないです。地元の新聞屋さんに開店のチラシを頼んだ時に、950軒て言ってました。昔はかなり多かったみたいですが、人口も減ったし配達する人もいなくなったみたいです。

でもそこの新聞屋さんは始め、ここいら3町村の新聞配達の権利を持っていたみたいですが、大変だから他の人に幾つか任せたみたいなんですね。

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田舎は軒数が少ない割には範囲が広いから、利益も低いし大変だと思います。大変なのは配る人がいないということもあるんです。今では小学生や中学生の人数がすごく少なくなってしまいましたから、子供達に頼むのも大変になってきたんですよね。

88歳のスーパーおじいちゃん

そこで出てきたのが、スーパーおじいちゃん。(笑)

地元の新聞配達屋のおじいちゃんなですが、今年88歳の米寿のお祝いを頂いた方です。新聞配達歴は60年以上やっているでしょうね。新聞屋2代目だって言ってました。ボクが店に戻ってきてからずっと髪の毛をカットさせて頂いています。

今日も早速予約なく店に参上「カズ坊、できるか〜」予約なんか関係ありません。(笑)来てみて客がおったら帰るというスタンスで押し通しています。カットしながら話す内容は、日中に働く畑仕事のことで、いつも言っているのは「無理しちゃいかん。嫌になったら途中でも止める。それをやらんと体がやられちゃう」これがおじいちゃんの健康でいれる心得なんでしょうね。

人のことは気にしない我が道を行くこれが長生きには大事みたい。そんなおじちゃんがスーパーマン並みに動く時間が、朝の4時なんです。

三輪屋根付きバイクで軽快に新聞配達をしています。この前大阪の子供の所に行く時に、朝4時に家を出たのですが、その時すでにおじちゃん軽快に三輪バイクを走らせて新聞を配ってました。

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雨の日も風の日も、新聞を街から送ってくる日は毎日です。こんなスーパーおじいちゃんの晩酌は、缶ビール一本・日本酒2合を毎晩飲んでます。俺より飲むし(笑)

まだまだこんなスーパーおじいちゃん、田舎には「うようよ」います。もちろんスーパーおばあちゃんも〜。

でもでもこんなスーパーおじちゃん・おばあちゃんから学ぶことはいっぱいです。

若い奴がいないから、いつもまでも元気で田舎のために貢献してね〜。

それでは、また〜。

 

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