浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

ユニークな苗字が多い、浜松市佐久間町浦川の家名。

 

こんにちは〜。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

 

いやー涼しくなりましたね。天気が良くなり秋晴れが続きそうですが、これだけ寒暖の差があると風邪をひきやすくなります。外出の時には羽織るものを持っていくと気温の変化に対応できますよ。

昔は百姓には苗字が無かった

さてさて、ボクの住んでいる浜松市佐久間町浦川は江戸時代か前から続く旧家が多いんです。元々はちょっとした城下町のような感の町作りだったんですよね。そのために江戸時代までは百姓であるがために名前がない人達が多かったんですよ。

江戸時代には百姓には苗字なんてなかったですから、明治になる時にその土地の権力者や名主さんに付けてもらったんでしょうね。武士や公家には苗字があったのに百姓には無かったわけですから、新しく名前をつけるといってもなかなか難しかったんではないかなって、当時のことを考えると感じました。

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その当時は百姓にも学問に励み、ある程度の字の読み書きができた者もいたかもしれませんが、苗字をつけれる人は少なかったかもしれません。

 明治に入り苗字をつける義務が発生

明治8年に平民苗字必称義務令「先祖以来の苗字が分からなければ、新たに苗字を付けなさい」という法律ができました。

これによって今まで苗字が無かった人達に付けなくてはいけないという義務ができたんですよね。

そしてこのボクの地元佐久間町浦川でも苗字の無かった人に対して、苗字を付けてくれた人が現れました。地元の名家の生まれ、矢高濤一という人です。この人のことは前に書いたのでそのBlogを貼り付けておきますね。

ayuturi40.hatenablog.com

この人が付けてくれたおかげで、浦川の人達にも苗字が付き、苗字で呼ばれるようになりました。が、その付け方も面倒くさかったのか、忙しかったのか?やたらユニークな苗字をつけてもらっちゃたんですよー。(笑)

 地元のユニークな苗字

代表的のが「釣竿」という苗字です。この人は珍しい名前でTVに出たこともあります。今は子供達が散らばったので数はあるかもしれませんが、当時は一軒だけといことでクローズアップされました。

そしてボクが気がつくだけでもこれだけユニークな苗字があります。もっと珍しくユニークな名前があるんだけど、ボクがその苗字に慣れちゃってユニークな感じゃないんですよ。だからこのくらいしか浮かばないんだけど、きっともっとあるんだよねー。

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三津目(みつめ)・四ツ門(よつかど)・五百目(ごひゃくめ)・二久山(にくやま)・色山(いろやま)・追掛(おいかけ)・道下(みちした)・道上(みちうえ)・辺田(へんだ)・挽内(ひきうち)・野菊(のぎく)・・

ちなみにボクこと乗本(のりもと)も少し珍しく、元々他所もんなので地元ではないですが、愛知県新城市長篠にある乗本という地名が発祥ではないかなって思っています。

明治の初めに各地区で付けられた苗字、全国を見たらすごいユニークな名前があります。たまには近所の家の名前に少し興味を持つと面白いかもです。

 それでは、また〜。