浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

嫁さんが言った「店販の商品に値段を付けてないじゃん」て言葉で、初めて値札がないことに気がついた。

 

こんにちはー。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

今日は大寒ということでもっと寒くなると考えていたのですが、思いの外そんなに寒く朝は感じませんでした。でも天気の状態が良くないので、これからもしかすると雪が降るかもしれませんね。

今日の出来事

さてさて、今日はこんなことを来店してくれたお客さんに言われたんです「何かものを買いに行くと、必ず店員の人とか近づいて来て(これはどうとか、こうとか)自分は商品を見てるだけなのに、押し付ける感じがしてイヤだよね。」って言われました。

そのお客さんは、ボクの店で注文販売している復元ドライヤールビーを持ちに来てくれたんです。そんな言葉に、もしかしてボクもそんな売り方をしてるのかなって少し不安になってしまいました。

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でも知らない間にそういうこともしてるかもしれません。初めは売る気がなく、自分が使って見て素晴らしい商品だよって紹介するつもりが、だんだんと商品を買って欲しいという気の持ちに移っていって、紹介するのではなく押し売りになってしまっていたというところが、あったんではなかったかって考えさせられました。

自分の気持ち

そこでよーく自分の気持ちについて素直に考えたんです。商品を売り利益をあげること、というよりもお客さんと自分にとって楽しいことをしていたんだろうか?

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ここが一番大事じゃないかなって考えました。商品を売るボクとお客さんと、その商品を真ん中に置いてお互いに楽しい会話ができるかっとことが全てなんですよね。

ボクの店では商品と言っても3種類しか置いてはないのですが、買ってもらったお客さんがそれを使って楽しんでくれているのかどうか?そこがやっぱりボクがこだわってるところなんですよ。

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自分が使い楽しいなとか良い商品だなって感じて、同じようにお客さんにも使ってもらい、良い商品だなって感じて楽しんでもらえる。そんなイメージができる商品じゃないときっと売り込みになってしまうんです。

ボクの商品に対する思い

そんなことを考えながらお客さんを送り出し、隣で美容室をやってる嫁さんと商品の店販のことを話しをしていたら、嫁さんがこう言うんですよ。

「和くん、笑える〜!店販の商品に値札を付けてないじゃん!」

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ありゃー!

そういえば店に置いてある商品に値札をつけてなかったんだー。(笑)

だからその度に消費税の計算をしなくてはいけなかったんだ!ってそこじゃないですよねー。実は値札なんか付けなくてもよかったんです。

だってボクがお客さんに喜んでもらえる、お客さんが使うのが楽しみになるくらいの商品を紹介してるわけですから、いらない人は買わないし欲しい人はよほどの値段じゃない限りは使っていただけます。

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商品はやっぱり物を売るのではなく、お客さんが使うことで「こんな体験ができるんですよ」ってことを伝えるのが、商品の値段でもなく大事なことになるって改めて考えさせられた日になりました。

それでは、またー。

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