浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

不便な田舎でも楽しく商売していける。それは地元が大好きだから。

こんにちはー。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

今日は、昨日より大分冷えるとういう話でしたが、昨日があまりにも暖かかったせいで、今朝はいつもより冷え込みが少ないような感じがしました。
こうやってだんだんと春の訪れを感じることができるんですね。

中日新聞に「ヘアーサロンノリモト」のことが掲載されました。

昨日、(1月30日)の中日新聞にボクのお店のこと、ボクのしていることがすこ~しだけ掲載されました。

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理容店の三代目、乗本和男さん(49)は店を改装した。オセロのような黒白の床。ピンクのソファ。赤い扉を押し入店するとジュークボックスが迎える。山の「ロックな床屋さん」だ。
仮設道路が止まれば、対岸の客から理髪の予約キャンセルが入ることもある。
だが、新しい橋の完成を待たず集客の向上に努める。
頭から爪先まで、全身を洗える洗浄剤やエルビス・プレスリーをイメージした整髪料を置き、フェイスブックなどで発信する。遠方からの客も少なくない。

中日新聞の取材を受けたのは原田橋の取材の一環でした。

じつは昨日は原田橋建設の崩落から2年という日でした。

そして、中日新聞の記者の方が原田橋崩落して2年経つので、地元に住んでいる方の話を聞きたいと取材に来たんです。

 

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そしてその記者の方は、初めに他の地区に行ったみたいですが、年配の人しか出会うことがなく、若い人を探しに浦川に来たみたいなんです。

その記者の方言うにはが久しぶりに浦川駅に来たら、駅前にこんな小洒落た店ができてる、そこでここなら若い人がいると思って来たんですって。確かにいたのは地元では若い人(ボク)ですが、でも記者の方より年上ですからねー。(笑)

ボクももう若くはないのですが、ここ佐久間町では下から数えた方が早いぐらいの若さになってしまうんですよね。

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そんなボクに原田橋が崩落してから不便なことはないですかって、いろいろと聞いて来ました。

ボクは自営だし、いざとなったら国道151号線を使えるわけですからいいのですが、原田橋を使って天竜川を渡らなくては目的を果たせない人にはとても不便だということを話したんですね。

不便な田舎でも楽しく商売していける。それは地元が大好きだから。

話はどんどん続いて、話の内容がボクがこんな不便な田舎で商売をやっていけるのかってことになっていきました。

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そこでボクは自信を持って言いました。

「確かに人も少なく、交通事情も悪いかもしれませんが、この町が好きなのでここで仕事をしたいんです。そのためにSNSを使い、ボクのことをみんなに知ってもらいたいなって頑張ってるんです。」

ボクのいった言葉に感動してくれたのでしょうか、それからまたいろいろな話をしました。写真も何枚か撮っていってくれました。

でも、その記者の方は「これはあくまでも原田橋崩落の記事なので、店のことは出ないかもしれません」といってたんですけど、昨日の中日新聞の一面を見て、原田橋のことはもちろん、ボクの店のことも紹介してくれてました。

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ボクみたいな小さな商売なんか相手にしてくれないことが多いと思うのですが、こんな田舎で楽しみながら前向きに頑張ってる姿と、話を聞いて載せてくれたんだなって感じたんです。

思いもしなかったことから、新聞に掲載されるということになりましたが、楽しく行動してると、思いがけないような人の気持ちを引きつけることにもつながるんだなって分かりました。

これからも浦川のことを知ってもらえたら嬉しいです。

それでは、また〜。