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浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

床屋にとって欠かせないアイテム、もう22年も一緒に働いてる蒸し器のことを書いてみました。

床屋ネタ 職人 道具

 

こんにちはー。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

 床屋はお医者さん!?

さてさて、床屋にとって大事な道具といえばハサミとクシです。

そんなことは知っていると思いますが、床屋には髪の毛を切ること以外にも違う仕事も許可されているんです。

それはお客さんの顔や襟にカミソリを当てていいという免許です。

もともと床屋は大昔のヨーロッパでは外科医と同じ仕事をしていました。その名残から床屋のシンボルのサインポールは、動脈・静脈・包帯と一般的に知られています。

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よーく考えてみてください。喉仏にカミソリを当てられるは、頬にカミソリを当てられるは、そのカミソリを変な使い方をしたらえらいことになってしまいます。

そんなことを考えると、床屋ってお客さんとの間にできている信用という名の繋がりってすごいなって感じています。

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これもボクの親父やその前のおじいちゃん。床屋という業界で頑張ってきた先人のかたがたコツコツと真面目にやってきて掴んでくれた大事な信用ではないかなって感じました。

床屋には影の大事なパートナーがいる

そんな顔そりにはカミソリ以外にもとても大事なものがあります。ヒゲブラシではないですよ(笑)

それはお客さんの髭を剃る時に、その髭を蒸すための蒸しタオルを作る蒸し器なんです。

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顔を剃るときにはお客さんに気持ちよく感じてもらうように、顔に乗せるときの蒸しタオルは大体40度ぐらいにします。

でも蒸し器でタオルを蒸してるときには、100度以上の温度で蒸しているんです。それによって雑菌を死滅させることができるんですよ。

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そんな床屋にとって大事な蒸し器も、ボクは大事に使い続けてもう20年以上も使っています。

蒸し器を購入するためにしたこと

蒸し器のことを考えると当時の蒸し器を買う時のやり取りを思い出しますね。まだまだボクも若くて商材屋に対して商品の値引きのやりとりするのが恥ずかしかったんです。

そこでボクの代わりに交渉してくれたのが母親でした。父親も値引き交渉は僕と同じで苦手だったんです。

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もちろんそこの商材屋とは昔から取引があり、商品もいっぱい買っていたのでできたんですが、値があってない物が多いんですよね。

蒸し器も定価が書いてはあるんでしょうけど、きっとその値段で買う人はいないでしょう。

匠な母親の交渉でかなり安く購入できたことを覚えています。もともと蒸し器なんかそうそう床屋でも売れる商品ではないですから、初めから値段も高い設定にしてあると感じてました。

 

値引きしたからと言ってものものが悪い訳ではありません。この蒸し器は有名メーカーで容量もあり良いものです。

ものを大事に使うって職人には当たり前のこと、感謝を込めて掃除しました。

そんな蒸し器も知らぬ間に20年も超えてきました。必ず年に2回は綺麗に掃除をしてメンテナンスをしてきたおかげでしょう。

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今でも調子よく使うことができます。知らん間にボクもあれから20年以上床屋をやり、この蒸し器も同じようにボクの右腕として頑張って来てくれました。

今日はそんな床屋の大事なアイテムの蒸し器の溜まった垢を落とし、これからも一緒に頑張っていけるよう、気持ちを込めて綺麗に掃除しました。 

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「またよろしくな」そんな気持ちでこれからも一緒に頑張ります。

それでは、またー。