浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

商品を自分が考えているほどお客さんは気にしていない。じゃなくてお客さんに伝えてないだけ。

 

こんにちは〜。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

もうリメイクして1年になるよ。

 今日のお客さんに「おいおい、最近また儲けたかい?椅子が新しくなってるじゃん」なんて言われてたんですよ。

ビックリして早速お客さんに「えーー!気がついてなかったの?店を新しくした時に変えただけだよ」って言ったんだよね。

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「えー、そうかやけに綺麗になってるから、また変えたのかって思っちゃった」なんて言われちゃいました。

このカット椅子はもう12・3年使っています。

でも新しい店にした時一緒にボク好みの椅子に貼り変えたんですよね。

まさか一年たっても気がついていないとは、ビックリした。

直す前の店の時に使っていたカット椅子の色は真っ赤だったんですよ

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でもこの椅子の時も8年ぐらいした時に「やけに綺麗になったから、新しくしたかい?」なんて言われましたもん。

お客さんはカット椅子に興味がないではなく、伝えてなかった。

そのくらいお客さんにとって、カット椅子の色使いは気にならないし、興味のないものなんでしょうね。

確かにお客さんがカット椅子をまじまじと見て、椅子に座る時間はありません。

「こちらへどうぞー」なんて言われて直ぐに椅子に座らされますからね。

ayuturi40.hatenablog.com

まじまじと見る時がないんでしょうが、なんか自分なりに考えて張り替えた椅子に、気がついてもらえないことは寂しいなって感じたんです。

でもねよーく考えてみたら当たり前のことだよね。

伝えないと無いと一緒だね

ボクは去年店を新しく変えてから、新しくなったカット椅子のことを詳しくお客さんに伝えてなかったんですよ。

待合室で待ってるお客さんを、ただ椅子に招いていただけだったんですよね。

このカット椅子が新しくなったのか、そしてボクがどんな気持ちでこのカット椅子をオーダーしてこの配色にしたのか。

それをお客さんに伝えてなかったんだよね。

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商品でも技術でもそう。

このもの素晴らしさとか良さを、そしてお客さんが使うことでどんな体験ができるのか、それをちゃんと伝えないと商品も技術も無いのと一緒になってしまうんだよね。

お客さんに喜んでもらおうとしても、伝えてないから知らないワケだよなって、今日改めて感じました。

やっぱり知って欲しいものは、ちゃんと伝えないとね。

それではまたー。