浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

鉛筆と紙は相性(ラブラブ)がいいんですね!

こんばんは。

 

 いよいよ12月に入り、あと一月しか今年はないんだと思うと悲しいような感じがします。でも、寂しさと共に新しい年が来るのだと思うと楽しみになってきますけどね。(笑)

 

新しい年が来ると嬉しい反面、また年をとると考える 浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

 

年賀状を出す時期が迫ってまいりましたね。どこのご家庭でも、せっせと年賀状を、どんな風に書いて相手に届けようかって、きっと悩んでいると思います。

 

実際ぼくも、今同じ状況なので、その気持ちお察しいたします。(笑)でも今の若い人たちは、メールどSNSを使って簡単に正月のお祝いを送るかもしれませんね。

 

子供の頃は、今の様なパソコンやプリンターなどがなかった時代ですから手書きでした。その手書きで使う時の必要品が「鉛筆」だったんです。

 

その時よくお世話になった「鉛筆」がなぜ紙にだけ上手く書くことができるのか不思議に思ってました。

 

☑鉛筆作りはなかなか手間がかかります。

 

 鉛筆の芯ですが、黒鉛と粘土で出来ているんですね。黒鉛は、石炭の仲間でして、層のような構造になっている為滑りやすく、この部分が鉛筆になった時の書き味の滑らかさになるみたいなんです。

  

また、外側を覆う木はわざわざ、北米で取れるヒノキ科のインセンスシダーというとても柔らかい木が使われているみたいです。柔らかすぎて他では使えないみたいです。

 

黒鉛と粘土を混ぜて鉛筆の芯の太さで押し出すんです。出てきた芯を1000度の熱で焼き固めるんです。そしたら熱い油につけて、粘土と黒鉛のあいだに油が入り、書く時滑りが良くなる様にするみたいです。

 

木を鉛筆の芯の幅に合わせてカッターで削り、そこに芯を入れて木の板をかぶして貼り合わせ、カッターで一本ずつ削り落とし出来上がりです。なかなか手間がかかる作業ですよね。

 

☑鉛筆は紙はいつもラブラブ

 

紙って無数の細い木の繊維が絡み合って出来てるんですが、字を書く時その紙に鉛筆の芯が擦り付けられる状態になります。これは、初めて知りましたよ〜〜!

 

すると鉛筆の芯が紙の繊維の隙間に入り込みます。一度入った鉛筆の芯は少しくらい擦っても落ちません。鉛筆と紙の相性がいいのですね。

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しかし、プラスチック製の物だと書くことが出来ません。鉛筆はプラスチックが嫌いなんです。(笑)

 

 

プラスチックの上を走らせても紙の繊維のように周りにガードしてくれる物がないので芯の粉が隙間に入り込まず文字として残らないみたいなんです。

 

鉛筆と紙のラブラブさが伝わってきますね。(笑)

 

☑年数と共にラブラブ度は、だんだん薄くなってしまうんです。

 

でも鉛筆で紙に書いた物は年数と共に薄くなってしまいます。それはなぜかと言いますと、鉛筆の芯の紙への入り込みが原因なんです。鉛筆の芯の原料は炭素で出来ているので、顔料と同じなんですね。

 

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だから紙に入り込むといっても、付着してる感じなんです。その為奥まで入り込まず年数と共に薄くなってしまうのです。(悲)

 

 

だんだんと鉛筆と紙の関係も人間と同じで、年数と共にラブラブ度が低くなっていくんですね。

 

もしラブラブ度を保ちたかったら、透明な塗料で覆うのがいいみたいですよ。そうしたら、いつまでもラブラブでいる事ができるみたいです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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