浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

仕事も遊びも好きなだけじゃーダメなんだ、自分が楽しめなかったら長続きしないんだよねー。

 

こんにちはー。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

 

ボクの応援している和太鼓集団「志多ら」は、ただの和太鼓好きが集まったプロではないんです。彼らは体の底から和太鼓を楽しめるプロだなって感じてます。f:id:ayuturi40:20170413121744p:plain

 和太鼓集団「志多ら」とのお付き合い

「志多ら」との関係はもう25年近くになるでしょうかね。

ボクが実家の床屋を継いでからずっとお客さんとして来てくれてます。

ボクが帰って来た当時もそうでしたが、和太鼓に熱い心をもった人の集まりなんですよ。

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shidara.cocolog-nifty.com

「志多ら」に入りにくる人達は和太鼓が好きで好きでたまらず、親の反対を推し切って来た人達が多いんですよね。

ボクが知り合った当時は、今と違って組織も名前もそんなに売れてませんでした。

だから公演依頼なんてあまりなかった感じがしています。

今の「志多ら」になるまで大変だった

そんなチームができたての頃は、まだメンバーも給料もまともにもらっていなかったんじゃないかなー。

だから髪の毛をカットに来ると、必ず領収書を欲しいといっていたんですよ。会社の経費という形にしていたんでしょうね。

あまり給料がもらえなくても、ひたすら和太鼓が好きで「志多ら」が好きだから一生懸命頑張るんです。

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(志多らブログから)

でもね、これだけ好きで入った和太鼓の世界も、辛くてどうしても我慢できなくなったりして、辞めていくメンバーがいっぱいました。

ボクは外からしか見ていませんが、髪の毛をカットに来てくれてたこともあり、ボクなりに話を聞いたりしていたんですよね。

仕事も遊びも好きだけではダメ、どれだけ自分が楽しめれるかが勝負

「志多ら」のメンバーになるためには、修行と試験があるんですよ。

一昨年までは修行時代は2年間ありました。(今は1年間)

その間は、自腹で生活をするんです。生活費やこずかいは自分持ちなんですよ。その上に携帯電話は使わせてもらえません。

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そしてその間メンバーの人達に技術を教えてもらうんですよね。

その修行が終わるとやっと試験を受けて受かると準メンバーになり、その後に経験を積み、また試験受けて正式なメンバーになるんです。

本当に辛すぎて何人も我慢できずに辞めていった人達を見て来ました。

でもそんな辛さを乗り越えて、もう何年も「志多ら」で活躍してるメンバーもいるんです。

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そんな人達を見続けて感じたことは「好きだ」だけじぁーないんですよね。

「志多ら」でやる辛い修行も生活も、全て含めて楽しんでいるんですよ。

ボクから見たら辛くて切ないことだけど、楽しくてしょうがないんです。ボクにはそう見えるんです。

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仕事も遊びも好きなら誰でも行動に移せるけど、なかなか続けることって難しんですよね。

この和太鼓集団「志多ら」を見て、好きなことを続けるためには楽しめることが大事だなって感じました。

2017 愛知県豊橋公演は 7月8日(土)9日(日)豊橋芸術劇場「プラット」で行われます。

是非「志多ら」の演奏を観て聴いて、感動をしてくれたら嬉しなって思います。

それでは、またー。