お客さんが年をとるまで見続けるのが、三代続いた床屋の使命だと感じました。
こんばんは〜。
今日は昨日と打って変わって梅雨らしく雨模様になってしまいました。
せっかくの休みの日ということもあり、気持ちの良い天気だと良かったんですけどね。
さてさて、今日は休みに必ず行う店のPタイル掃除をやってから、二ヶ月に一回の「特別老人ホーム」にヘアカットに行ってきました。
必ず二ヶ月に一回の周期で来るので、おじいちゃん・おばあちゃんのお顔はいつもと大体同じなんですよね。
それに特別老人ホームでボク達の世話をしてくれる奥山くんが、入居者の方からボクの地元のおじいちやん・おばあちゃんを選んでいてくれるんです。
もともと元気な時には、ボクの店に髪の毛を切りに来てくれていたお客さんですからね。
大体の方を知っています。
こうやって施設に来て見てみると、ボクのおじいちゃんから父親そしてボクまで三代にわたり来てくれたお客さんもいるんです。
店に来てくれていた時には、きっとまだ20代の頃にはボクのおじいちゃんがヘアカットして、40代ぐらいには父親がヘアカットして、70代からボクがヘアカットさせて頂いていました。
そして今は、特別老人ホームにて二ヶ月に一回ボクがヘアカットさせて頂いてます。
これだけ長い間、ボク達三代にわたり仕事をさせて頂いてると考えた場合、これってお客さんの髪の毛のお世話をしながら人生も三代にわたりお手伝いさせて頂いてるんだなって感じました。
このお客さんが若い頃「デート」の時にはボクのおじいちやんが携わり、消防団の旅行など中年になった頃には父親が携わり、老人クラブの旅行なんかの時にはボクが携わっていたかもしれません。
三代にわたり、このお客さんの大事な出来事に携わって来れたことを考えると、これが床屋の使命なのかなって感じました。
お客さんが何か大きな出来事に直面した時には、必ずボク達三代の床屋が関わっていたと思います。
本当に床屋の仕事ってお客さんとの関係性が深い商売ですね。
これからもお客さんの人生のお手伝いができたら嬉しいなって思います。
それでは、また〜。