浜松市佐久間町のフィフティーズな床屋 乗本和男のブログ

フィフティーズ大好きな床屋の店主です。円満家族のお手伝いをする床屋です。

浜松市佐久間町下川合で、県の無形文化財である「川合の花の舞」が明日10月29日(土曜日)にあります。

 

こんにちは〜。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

地元の祭り

さてさて、最近ボクの住んでいる浜松市佐久間町の出来事など新しい情報を書くことが多くなりました。そんな中で一番伝えなくてはいけないことをまだ書いてなかったんです。

それはボクの町に昔から伝わるお祭りのことなんです。このお祭りは、少し変わっていて全国的にも珍しいとされている奇祭なんですよね。もともとここ佐久間町には佐久間ダムができるまで、ダムによって沈没してしまった部落を含めると多くで行われていたみたいです。

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しかしダムによる沈没や過疎化に伴い、このお祭りをやめると言うより、できなくなった部落が多くあるんですよね。もともとは山に修行をするために来た修験道の人たちが、村人たちに教えてそれがお祭りとなり現代まで続いてきたみたいなんです。

川合の花の舞

そのお祭りの名前は花の舞と言います。このお祭りは鎌倉時代から続いていて、隣町の愛知県東栄町でも行われるんですよ。ここら辺一帯を拠点に修行していた修験道の人伝えた為に同じような祭り内容でも色々と呼び名が違う場合もあるんですよね。

ここ佐久間町では現在、下川合と今田という部落で花の舞をやっています。しかし過疎化が進みどこの部落でも若者もの確保が難しい状態になっているみたいなんです。佐久間町の起爆剤である「鮑の養殖」と「三遠南信自動車道路」ができたらこの問題も解決するかもしれません。

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ボクにとっての「川合の花の舞」は、お祭りの日に小学校の友達の家に泊まりに行った時のことが一番印象に残っています。もともと「川合の花の舞」は霜月祭りと言って寒い時期にやったんです。

花の舞の思い出

その寒い時期にお宮でお祭りをやるのですが、寒すぎて見て入れなかった記憶があります。でもお宮の入り口にはテキ屋さんの屋台が2・3軒あり、友達のお父さんにもらった500円で買いに行きました。

子供ってお金をいつも自由に使えないからお祭りの時はガッツリ使うんですよね。せっかく貰ったこずかいも使い果してしまいました。しかし「川合の花の舞」にはもっと特別な食べ物を食べることができるんです。

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それは各家々にに伝わる秘伝の味噌ダレで、あるものを焼くんですよね。それはこの時期だからこそ楽しめる里芋です。この里芋に秘伝のタレをつけて炭火で焼くんですよねー。この甘い味噌ダレが焼けた匂いがまた食欲をそそります。

そしてもう一つは、五平餅なんです。これも秘伝のタレを塗り炭火で焼くのですが、今考えただけでもよだれが出てきそうに美味しかったですね。くし芋と五平餅は各家で作りましたから、食べ放題です。お腹いっぱい食べた記憶が残っています。

お祭りもそれから何十年も経ち仕事の関係でいけず、遊びに行った娘を向かいに行ったぐらいなものでした。それこそ陰ながら寄付という形で応援させてもらっていますが、こう言った伝承していく祭りはいつまでも残ってくれると嬉しいですね。

 

「川合花の舞」
毎年10月最終土曜日から翌日にかけて夜通し舞われます!
今年も例年通り今週末29日pm3:00頃から30日am5:00頃まで行います!
浜松市佐久間町川合にある八坂神社境内にて奉納されます。
当日会場では五平餅、おでんやカップヌードルなどの販売も行っております!
ご来場の方は防寒具を持参のうえお越しください!たくさんのご来場お待ちしております!!

【新東名・浜松浜北I.Cから約70分】
国道152号を北上⇒(大井橋交差点左折)⇒国道473号を進む
三遠南信・鳳来峡I.Cから約30分】
国道151号を北上⇒(東栄町内で右折)⇒国道473号を進む
JR飯田線下川合駅下車、徒歩で約20分

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それでは、また〜。