この季節にできる大好きな里芋、剥いた後天日に干すのは旨味を出すためなんだよね。
この時期よく食べる里芋
この時期になるとやたらと食卓に並び始める里芋のことなんですが、お客さんに聞くと若い女性はあまり皮がついた状態から、里芋を取り出し食べることはしないみたいなんですよね。
まず皮を剥くのが面倒みたいなんですよ。ボクは食べるのが専門なんで里芋というものは、当たり前のようにこの時期に出てくると思っていたんです。
でも美味しいものってやっぱり食べれるようにするためには、時間と手間がかかるんですよね。
里芋は食べるまでが手間
隣のおじさん曰く「若い衆はホクッとした里芋よりも、ヌルッとした里芋の方が好きなんだな。だからか皮を剥いて売っているを食べるんだわ」なんて言っていたんです。
確かに里芋って畑から掘って来ても直ぐに食べれる訳ではないんですよね。外側についてる土を取り、しっかりと落としたら皮を剥かなくてはいけません。
ほんと時間のない奥様方には面倒な食べものなんだよね。
だからスーパーで綺麗に皮を剥いて、直ぐに調理するだけになっているもが売れるんだよな。
実はそんな面倒だけど美味しい里芋を、楽に土を落とし皮が向ける機械があるんですよね。それはそのまま「芋洗い機」なんてボクは呼んでいます。
この「芋洗い機」はなんでも洗えちゃう。特に芋類は名前のように得意なんですわ!
そんな芋洗い機で綺麗に洗っても、どうしても凹凸のとこは取れないんですよね。だからそこは包丁などで取ります。
皮むきした里芋を天日干し
そしてここからがちょっと不思議だったのが、ボクの母や親はこの剥いた里芋を天日干しにするんですよ。
天日干しにすると剥いた外側の水分が蒸発して、少し硬くなるんだよね。
それでそのことを母親に聞いたの「なんでわざわざ干すよ!」そしたら母親が「おばあちゃんがやっていたから」だって答えたんです。
おいおいわざわざ手間をかける理由があるはずなんだけど、聞いてみると「干すと美味くなるんじゃない」だって。
でもググっても剥いた芋を干すってないんだよね。もしかしたら家の独特なものかも、でも剥いた後干すことで煮ても焼いても型崩れしないし、味も濃くなって美味しくなっている感じがするよ。
もし里芋を食べる時があったら剥き終わったものを干してみて、きっと今までとは違う食感を感じれると思うよ。
それではまたー。