佐久間町浦川の秋といえば「浦川歌舞伎」しかありませぬ〜!
こんにちは〜。
昔は娯楽が少なかった
先日ブログに書いた「尾上榮三郎」と言う歌舞伎の旅役者の供養のために、ここ佐久間町浦川では地歌舞伎をやっているんです。
昔はそれこそテレビもラジオもなくて、ましてやパソコンやスマートフォンもないですから、娯楽というものが限られていたんですよ。
そんな中で旅役者の死によって、町の有志で始めようとしたんですよね。
一時は戦争や色々な出来事があって途切れていたのですが、何十年か前にまたこうやって発足することができたんです。
発足してはじめの頃は、役者と裏方を集めなくてはいけません。
だってほとんどの人達が歌舞伎というものに関わったことがなかったし、歌舞伎自体もそんなに興味があった人は多くはいなかったでしょうからね。
ほとんど歌舞伎の話なんて、商売やってるボクの店でも出て来たことがないですもん。
そのくらい当時はここ浦川では、地歌舞伎ってマイナーなものだったんだよね。
役者と裏方の勧誘
だから役者を集める時が凄かった。
当時スナックなんか行って飲んでると、歌舞伎に参加することになった先輩達が勧誘するの。
「歌舞伎をやってみないか?すごく楽しいし勉強になるよ」ってね
そこであまり歌舞伎を知らない人は、先輩に言われたから少しだけやってみるかって気になるんだけど、入ってみて歌舞伎の面白さより難しさに出くわすんだよね。
歌舞伎の言い回しや、仕草、色々な名称やルール。
言い出したらきっと凄いことになると感じてる。
だって歌舞伎は江戸時代からの歴史のあるものだからね。
ボクは残念ながら何度か誘われたけど、仕事の関係でお断りさせてもらってるんだ。
だからいつも応援は後方支援隊で、お祝いを持って行ってます。
子供の「白浪五人男」が人気
そんな歌舞伎には1番人気の「白波五人男」があるんだけど、地元の小学生の高学年の子供達がやるんだよ。
みんな一生懸命に練習して舞台を踏むんだ
だから当日の「おひねり」はかなりの量が飛び交うんだよね。
特にそれを楽しみにくるおじいちゃんおばあちゃんや家族のおひねりが凄い、もう一生懸命盛り上げまくってくれますもん
少しだけ見たことのある歌舞伎だけど、地歌舞伎を愛している地元の有志や子供達が伝承して来たものです。
もしお時間があったら、佐久間町「浦川歌舞伎」にお出かけしてくれると嬉しいなって思います。
浦川歌舞伎定期公演
開催日 9月23日(土)午前11時開演(会場10時)
会場 旧浦川中学校体育館「旭座」
ご来場の際は上履きをご持参ください
それではまた。